Thirds(James Gang)の民主制

ジェームズ・ギャングの「サード(Thirds)」は、71年にABCレーベルからリリースされた3枚目です。

ヒット曲”Walk Away”が入ってるせいでジェームズ・ギャング初期の代表作とする向きも多いですが、デイル・ピーターズ(b)、ジム・フォックス(ds)がそれぞれ曲を書き、歌ってる曲もあることから、ウィングスの「Speed Of Sound」的な民主主義的感じもする1枚です。またそれが結構ヴァラエティに富んでていい感じではあるのですが、きっとジョー・ウォルシュは不満だったんでしょうね。このアルバムの後脱退しています。

ジョーはg以外にkb、steelも担当。隠れた名曲”Midnight Man”でvoを取るメアリー・スタープカは、ジョーの最初のバンドのミーゼルズ(Mesels)時代の友人で、この曲でコーラスを参加したボブ・ウエブも同バンド出身者で末期ジェームズ・ギャング(最終作「Jesse Come Home」('76))に加わるという不思議な偶然がありました。
フォックスが歌う"Dreaming In The Country"の蜃気楼を思わせる、はかない感じやら、ドリーミーなと言うかノスタルジックな”It's All The Same”は、ブラスのアレンジとか、はっぴいえんどの3枚目的な感じがあります(ヴァン・ダイク・パークス的ということか?)

やたらベスト盤(しかも安直な)が多いバンドで、それはABC時代の特にウォルシュ時代に集中していますが、上に挙げたような曲はなかなか選曲されません。

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